債券がもつ特徴と格付けの意味

債券がもつ安全性を見極める

多くの投資家から資金を借り入れるため、企業や公的機関などが発行している証券の事を債券といいます。
国による国債・地方自治体による地方債・民間企業による社債などが存在します。
株式と同様に、証券会社を介して購入できます。

債券購入者が見込めるリターンは2種類あります。
債券を満期まで保有する事によって得られる利息と、満期を迎える前に購入額より高値で債券を売却して得られる売却益があります。

株式との大きな違いは、原則として満期を迎えると元本と利息が戻ってくるという点です。
ところが、もし債券発行企業などが経営破綻状態となった場合は、約束した額が支払われないという信用リスクがあります。
これらの理由で、債券発行企業が健全な経営状態にあるか・支払いの義務を確実に履行できるかを、あらかじめ検討する事が大切です。

この時に、格付けの制度が多く用いられます。
格付けとは、債券の安全性をアルファベットや数字で表した指標です。
格付け機関という民間の専門企業による独自調査のもと発表されています。

アメリカで発達した制度で、ムーディーズ社とスタンダード&プアーズ(S&P)社は特に有名です。
例としては、S&P社の格付けでもっとも高い評価は「AAA」とされており、債務履行の可能性が非常に高いことを表しています。
もっとも低い評価は「D」で、債務が履行されないという判断です。
一般的に「BB」より下の債券はジャンクボンドと称されており、安全性が低くなるにつれて高い利率となっています。

市場金利によって債券の相場が変動する

債券を満期到来前に売却する場合、購入した時の額よりも高値となっている時点で売却すれば、差額によって利益を得られます。
しかし、その際は市場金利の動向によって債券の相場が大きく変動します。

1%だった市場金利が1.5%に上がった場合、額面金利1%として発行された債券の人気はなくなり、相場が下落します。
反対に、1%だった市場金利が0.5%に下がった場合、額面金利1%として発行された債券は購入者が増加して相場が上昇します。

他にも、債券の相場と株価も深い関係がある事を把握しておきましょう。

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